ISZ 412V-X CPM MagnaCut

Blade Length 124mm/4.88''

Handle Material Ultrex™M 1KCFRP Ti6AL4V WC

HRC 62

全フィールド対応型汎用ナイフ

ISZ 412V-Xは、前回のISZ 412V-Tのアップデートモデルとなります。

変更点は使用素材の全面的な見直しとなります。

ブレード

ブレードスチールはCPM MagnaCutとなります。高耐食性、高耐摩耗性、高強度、これらが非常に高い次元で組み合わされた、万能スペックとなり、このナイフにもっとも理想的な鋼材となります。

今回より、レスキュー、スキューバなどで必要とされるセレーションをブレード1/3に採用しています。

ブッシュクラフトでのバトニングのような負荷に耐える為、セレーションの刃の間隔を少し広めにとっています。

ハンドル

ハンドルは前回同様のどのサイズの手にもなじむ汎用グリップとなります。

今回のハンドル材は、Ultrex™のマイカルタを採用、これにより軽量化と高強度を実現、更に絶縁耐力は前回モデルより約20倍増加、40000ボルト以上を耐え抜きます。

ハンドル底には非常に頑丈かつ軽量な1Kカーボンを採用、それらとハンドルを繋ぐボルトに、Ti6AL4Vボルトを4点締め込み、接着しております。

1Kカーボンの下にはタングステンカーバイド製のガラスブレーカーを装着、緊急時、その他用途に備えます。

それらとブレードを繋ぐ接着剤には高性能構造用エポキシDURALCO® 4538を弾性型、硬化型の2種類に分けて使用しております。

ハンドル内部の鋼の設計はシンプルながら、強度は同サイズのフルタングナイフと比較した場合、このモデルのコンシールドナイフの方が強度は高くなります。

シース

ナイフは実用設計となり、デザインの為のデザインがない為、シースはデザイン性を意識しています。カイデックスはレイヤー構造。通気性良くメンテナンスが良好。シースのボルトは標準でTi6AL4Vを採用。

ベルトループ、ロック機構ともに、左右どちらにも付け替えることができる為、利き手に合わせたセッティングが可能となります。

シースのロック機構は、ワンタッチで脱着可能な新設計のモデルを採用。

カイデックスバンドで、ガッチリとロックします。

今回のモデルも前回を上回るコストが掛かっている為、今後はコスト、制作効率の改善が課題となります。